【WRCポルトガルラリー】厳しい泥試合も結果はさわやか
モータースポーツ/エンタメ
モータースポーツ

天気はいくぶん回復したが泥沼のようなコース。最終日最初のステージSS20は15cm以上のワダチが出来てしまいキャンセルになったほど。サインツはコース端を避け、オフィシャルカーのワダチをたどる正攻法。これに対してマキネンは、大きな石が泥に埋まっているかも知れないコースを左右いっぱいに使い、リスクを冒しながら勝利をつかんだ。「私はマキネンとのファイトに満足し、楽しんだ。これがラリーなんだ」とサインツ。
3位のグロンホルムと4位のバーンズとの争いも熾烈だった。山田剛正STI社長が「ヤング・スバルドライバーには難しいラリーだった。モチベーションは上がっているので次には勝ちに行く」と語り、スピラーSWRT監督は「先行車以外は走行が困難な条件だった。バーンズが3ポイント取ってくれたのは有り難い」と、次回に期す。
《高木啓》