「イニシアティブを握るためにはインフラから」BMWが水素スタンド

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「イニシアティブを握るためにはインフラから」BMWが水素スタンド
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BMWは12日、次世代自動車のためのインフラ整備計画を発表した。現在、同社が開発を進めている水素燃料自動車の普及に必要不可欠な水素燃料ステーションを、2010年までの間にドイツ国内の3000カ所に設置していくという。

同社では水素燃料で動くクルマを開発しており、これが次世代の中心技術になると位置付けている。現在はミュンヘン空港周辺で実走行テストを繰り返しているが、これを普及させるためにはインフラ網の整備が欠かせないとして、今回の計画を立案したという。ドイツ国内で石油販売シェアトップのアラールや、産業ガス大手のリンデと協力して、液体水素などを供給するスタンドを今後10年の間にドイツ国内へ3000カ所設置していく。

環境問題に対応した次世代車については、BMWが水素を直接の燃料とするクルマを、ダイムラー・クライスラーがメタノール改質による水素燃料電池車を開発しており、両者ともその優位性を主張しており、残るカギは今後の普及率だけという状態になっている。BMWとしては率先してインフラを整備することで、次世代車開発のイニシアティブを握りたい考えのようだ。

《石田真一》

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