日本では冷たい三菱、クレーム隠蔽『パジェロ』のユーザー激怒

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日本では冷たい三菱、クレーム隠蔽『パジェロ』のユーザー激怒
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昨年6月、三菱のクレーム隠蔽事件に関係する欠陥のため、ブレーキが効かずに前を走るクルマに追突するという事故を起こした熊本県在住の主婦が「三菱には誠意が一切みられない」として、来週中にも民事賠償の訴訟を起こすという方針を明らかにした。

この事故は昨年6月、熊本市内を走行していた主婦が運転する『パジェロ』のブレーキが突然効かなくなり、信号待ちのために停車していたワゴン車ま後部に追突するという事故を起こした。ブレーキパイプに亀裂が生じ、そのためにブレーキフルードが失われたため、ブレーキが効かなくなったと判断されたが、その後に同型のパジェロが同様の事故を数件起こしていたことが発覚。9月にはリコール対象となった。同型のパジェロが同様の事故を起こしていたことは三菱側も把握していたが、クレームを隠蔽していたために一般には発覚していなかった。

主婦は「事故から9カ月も経つのに、三菱はまともな示談交渉を行おうとはしない」として、これまでの示談を打ち切り、民事法廷で争うことになった。

なお、主婦が起こしたパジェロと同型の貨物タイプは、輸出された中国国内で同様の事故をやはり数件起こし、国際問題に発展することを恐れた三菱側が、中国政府に対して完全修復を確約するという騒動に発展している。が、先のクレーム隠蔽でリコール対象車を隠されていた日本のユーザーに対してのケアはどうやらお粗末なようだ。

《石田真一》

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