【読者からの質問】スズキ『エリオ』のデジタル・メーターって……

自動車 ニューモデル 新型車
【読者からの質問】スズキ『エリオ』のデジタル・メーターって……
【読者からの質問】スズキ『エリオ』のデジタル・メーターって…… 全 5 枚 拡大写真

読者のK. T. さんからの質問---スズキ『エリオ』はインパネにデジタル・メーターを使っていますが、コストを徹底的に切り詰めるスズキらしくないと思います。ひょっとして部品の小型化や、一体化によって組み立てコストが下がっているのですか?

  ………………

デジタル・メーターの採用理由を説明しくれたのはデザイン・グループ長の吉村等さん。「エリオのインテリアデザインの目標のひとつは『開放感』。そのためメーターバイザーをできるだけ低くしたかった。そのためのデジタル・メーターです。コストの点ではまだ通常のメーターの方が安いですね」

続けて「またインテリアデザインのもうひとつの目標には『ハイテク』というのもあり、デジタル・メーターはこの点にも合います。ただ広々とした開放感は必要ですが、さらされて不安になるようではいけない。適度に包まれた安心感に留意しました」と語る。つまり必要なところにはきちんとコストをかけているのだ。

またダッシュボードのシボ(表面の立体模様)が細かく、ハッキリ出ている。ここもコストのかかるスラッシュ成形のようだ。スラッシュ成形は粉体樹脂を型の中に入れて、それから加熱、成形する方法。液状の樹脂を型の中に射出するより細かい造型が可能なのだ。「いいえ、普通の射出成形です」と吉村さん。「スズキが小型車でいい加減なものを作ると『しょせんは軽自動車メーカーだから』と言われてしまうから頑張りました」と、意地を見せた。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る