【F1ブラジルGP速報】ブラジルを制すもの、シーズンを制す……で?

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F1グランプリ第3戦ブラジルGPはまさに波乱の連続だった。ポールポジションを獲得したのは7戦連続フェラーリのミハエル・シューマッハ。2番手にはラルフ・シューマッハが入り、史上初のフロントロウ兄弟対決となった。

レース開始時、ミカ・ハッキネンがスタートできずリタイヤ。4番グリッドのファン・モントーヤが2位に上がる。導入されたセーフティーカーがコース上を去った直後の3周目、第1コーナーでモントーヤが強引にシューマッハをパス。その直後ルーベンス・バリケロがラルフ・シューマッハに追突。レース開始直前スペアカーに乗り換えたバリケロはセットアップが間に合わなかった模様で、母国グランプリから早々に姿を消した。

25ラップ目2ストップ作戦をとったシューマッハがピットに入り、モントーヤがトップに立つ。そのままルーキー初優勝を飾るのではと思われる走りを見せていた37ラップ、周回遅れのアロウズ、ヨス・フェルスタッペンをパスした後、フェルスタッペンがモントーヤのマシンに乗り上げ、無念のリタイヤ。これにより5番スタートだったデイビッド・クルサードがトップに立った。

40周すぎ突然激しい雨が降り出し、各マシンが続々タイヤチェンジ。このごたごたの間シューマッハがトップを奪い返したが、52ラップ目クルサードが再びシューマッハをオーバーテイク。そのままチェッカーフラッグを受け、今シーズン初勝利を飾った。

ジョーダン・ホンダのハインツハラルド・フレンツェンが終盤まで3位を走行、ホンダに復帰初表彰台をもたらすかと期待されたが、残りわずか数周で突然のトラブル発生、残念ながらリタイヤに終わった。代わりにザウバーのニック・ハイドフェルトが初表彰台を獲得した。11位スタートだったオリビエ・パニス(BARホンダ)が4位、ヤルノ・トゥルーリ(ジョーダン・ホンダ)が5位入賞。ジャック・ビルヌーブ(BARホンダ)は7位に終わった。

数日前に誕生日を迎え30歳になったクルサード。シューマッハの7連勝を阻止し、ドライバーズポイントもシューマッハに6ポイント差と迫り、タイトル争いに名乗りを挙げた。ここ7年ブラジルGPを制したものがタイトルを制しているおり、マクラーレンにも復調の兆しが見えるだけに今後のクルサードの走りに注目が集まりそうだ。

《編集部》

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