フロン回収、義務づけられたが法律の中身は……ボロボロの骨抜き状態

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自民党環境部会が議員立法を検討していたフロンガス回収法は、回収は義務付けるものの、回収費用は自動車リサイクル法で決めることで、法案化することを決めた。

フロンガス回収法は、自動車のエアコンのフロンガスなどの回収を義務付ける法案。問題となっていたのが回収費用で、新車に費用を上乗せして基金を作る案と廃車したユーザーから基金を回収する案があった。経済産業省が新車に上乗せする案に強く反対、ついでにフロンガスは2002年の通常国会に提出予定の自動車リサイクル法で一体的に処理すると主張、環境部会と経済産業部会で対立が続いていた。

最終的には経済産業部会がフロンガス回収法を先行させることには同意したが、費用については明記せず、自動車リサイクル法と同じ処理にすることにした。新車に上乗せすると販売に影響があることを懸念しての結論だが、廃車するユーザーから徴収すると不法投棄が増える可能性が高く、フロンガス法案は事実上骨抜きに。

《レスポンス編集部》

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