すべてのクルマをネットで結ぶ---経済産業省が『IPv6』を使った実験

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すべてのクルマをネットで結ぶ---経済産業省が『IPv6』を使った実験
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経済産業省は2日、トヨタやデンソー、NEC、慶應大学SFC研究所などと共同で、次世代のインターネット技術『IPv6(インターネットプロトコル・バージョン6)』を利用して、自動車にインターネット環境を持ち込む「ネット自動車」の実証実験を今月から名古屋市と首都圏で始めることを明らかにした。

これはETC(ノンストップ自動料金収受システム)の車載機にIPv6規格に準じた通信機を組み込み、ドライバーが立ち寄った商業施設などでの支払いをクルマの中からインターネット経由でできるようにしたり、各自動車の位置情報をもとに道路の混雑をサーバーに送りこみ、交通情報などに役立てようというもの。実験は2002年度のサービス開始を目標に、タクシーやガソリンスタンド、コンビニ、音楽配信サービス、駐車場管理などの各業界が参加し、約1年間実施する。

IPv6は、現在インターネットで使われている『IPv4』の次期バージョンにあたる通信技術で、128ビットの広大なアドレス空間を持つことから、様々な機器にインターネット技術を組み込むことができ、現在各電機メーカーが中心となって商品開発などの研究を続けている。

《石田真一》

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