【WiLL第2弾デビュー】少量多品種生産、『カローラ』ベースで『VS』低価格化

自動車 ニューモデル 新型車
【WiLL第2弾デビュー】少量多品種生産、『カローラ』ベースで『VS』低価格化
【WiLL第2弾デビュー】少量多品種生産、『カローラ』ベースで『VS』低価格化 全 4 枚 拡大写真

『WiLL VS』の価格は175〜205万円と、ベース車で、同じエンジンを積む『カローラ』と比べても、ほとんど価格差がない。月販1500台という、スペシャルな少量生産車にもかかわらず、どうしてこんなに価格を抑えることができたのだろうか?

【画像全4枚】

「ひとつには出来る限りカローラと部品を共有化したためですね。それに、生産工程でもなるべく設備投資をしないようにしているからです。たとえば溶接工程にしても、カローラのように何十億も投資するのではなく、ごくちいさな規模のラインで、小人数で生産を行っているんです。それで、生産を増やす必要があるときには、作業員も臨時で増やす、というスタイルでやっています」

と、VSの開発まとめ役、トヨタ自動車VVC(ヴァーチャルべンチャーカンパニー)プロダクトマネージャーの波多野強志さんは答えた。ちなみに、カローラと多くの部品を共有しているといっても、内外装など、「目で見える部分の部品はすべてオリジナル」だというからすごい。

では次に、『WiLL VS』ではなぜ、『カローラ』のプラットフォームをベースにしたのだろうか? 「最初の『WiLL Vi』が女性向で『ヴィッツ』ベースだったのに対し、VSは男性対象ということで、もう少し大きいクルマをベースにしようということになったんです。とはいっても、プラットフォームというものは『カローラ』から『セリカ』、『ビスタ』まで、基本的にはほとんど共通で、そう何種類もあるわけではないんですね。そこで、いちばん新しい『カローラ』のものを使うことにしたんです」

なおVSの開発は、最初からカローラと同時進行で行われたわけではなく、カローラの開発がある程度進んだ時点から、遅れて始まったものだという。トヨタの少量多品種生産技術、おそるべしである。

《》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
  2. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  3. 日野自動車・人事異動 2026年4月1日付
  4. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
  5. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る