パナソニック『e-navi』---実用的な画面、リモコン、ETC

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パナソニック『e-navi』---実用的な画面、リモコン、ETC
パナソニック『e-navi』---実用的な画面、リモコン、ETC 全 1 枚 拡大写真

松下通信工業は、パナソニック・ブランドのDVDナビとして、先進機能満載の『e-navi』シリーズと、どこへでも持ち出し可能なポータブル型DVDナビ『P-navi』シリーズの2タイプをこの夏商戦に向けて発売すると発表した。

『e-navi』シリーズは、ワイドVGA表示をこれまで同様に採用しながら、新たに高速道路の立体表示などを可能とした「ドライビング・バーチャル・シティマップ」を搭載。ルート探索にも活用できる「抜け道データ」や「曜日・時間規制データ」により、これまでにない実用的なルート案内も実現することとなった。自車位置精度についても新開発した3Dジャイロセンサーの搭載によって大幅なレベルアップを図ったという。また、リモコンも形状を一新し、さらなる使いやすさを追求。より高機能で高性能、そして使いやすいDVDナビを目指している。

「抜け道データ」は、東京・名古屋・大阪とその近郊の「抜け道」とされる道路を地図上に表示し、「迂回探索」を指定することで半径約5kmの抜け道を優先して探索するというもの。データベースは昭文社発行のマップルからのもとなっている。3Dジャイロセンサーは、たとえば一般道路から高架する高速道路に入ったときなどに、クルマの傾きからそれを自動的に認識するというもの。これまでパイオニアがこれを実現していたが、松下製DVDナビでもそれが可能となったことを謳っているわけだ。

目的地検索のためのデータベースも一層の充実が図られた。個人宅住所データは3000万件、個人宅電話番号データも3000万件、タウンページデータはこれまで通り1100万件収録。観光ガイド情報については、昭文社「まっぷるマガジン」掲載の全国約6000件のショップ、スキー場、キャンプ場情報を収録し、市街地図表示エリアも全国約1200エリアで可能となっている。

リモコンは、新たに地図スクロールなどを行う「ジョイスティックキー」と、地図の視点切り替えに使う「3Dジョイスティックキー」の2つのジョイスティックを搭載。目的別にジョイスティックを搭載したことで、使い勝手はいっそう高まったようである。

3月に本格スタートしたETC(自動料金収受システム)には、別売のETC車載器・CY-ET1000Dと、接続コード・CA-EC20Dの組合せで対応。ETCレーン案内や、料金案内、料金履歴などの機能がカーナビを通して利用できるようになる。他にiモード対応モバイルコミュニケーションユニット・HCM200を接続すれば、iモード情報の表示やメールの送受信も可能となり、さらに緊急通報サービス『HELPNET』へも有料登録することで利用できるようになる。

『e-navi』シリーズ

7型ワイドVGAテレビ付
DVDカーナビゲーション・システム
CN-DV7700WD 29万8000円 (4月21日発売)

7型ワイドVGAインダッシュテレビ付
DVDカーナビゲーション・システム
CN-DV7000SD 32万8000円(4月21日発売)

《会田肇》

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