【新型ホンダ『ステップワゴン』出た!】家族で乗れるベビーカーをデザイン?

自動車 ニューモデル 新型車
【新型ホンダ『ステップワゴン』出た!】家族で乗れるベビーカーをデザイン?
【新型ホンダ『ステップワゴン』出た!】家族で乗れるベビーカーをデザイン? 全 4 枚 拡大写真

ニュー『ステップワゴン』の開発スタッフには、これまでミニバンを担当したことのないメンバーも意識的にくわえたそうだ。

【画像全4枚】

「子供の視点で作るには、ミニバンの専門家だけで考えてはいけない。開発を始めるにあたってまず作ったのも、子供と等身大のパネルなんです。その目の位置からクルマを見ると、こんな風に見えるんだと、全員の意識を変えることから始まりました。実際にこれで見ると、ヒット作のステップワゴンも見直さなければいけないなと痛感しました」

エグゼクティブ・チーフエンジニアの前川泰久さんにうながされて、そのパネルを通して開けた状態のリアスライドドアと車内を見てみる。すると、なるほどステップとリアシートの下ぐらいしか見えない。大人の視点とはまったく違う。

「そこでフロアは従来から45mm下げました。乗り降りするための取っ手位置もグッと下げて、小さなお子さんやお年寄りでも掴めるようにしました。取っ手の形状も上部はフラットにして、掴みやすく、力が入れやすいようにしています」

ユニバーサルデザインということか。しかし、それならばリアのドアハンドル位置も低くしてもよかったのでは? 「それも考えたんですけれど、むしろお子さんがひとりで開け閉めしてしまうことのほうが危険という声がありました。じつは右側にもリアドアを検討したのですが、お子さんの車道への飛び出しを考えて片側のみにしました」

このほかにも、シートの背面にあるバックは、取り外せば子供用リュックにもなるなど、装備もお子チャマ重視。児童の行動心理学までも研究したかと思えるほどだ。小さな子供がいる家庭にとっては、家族みんなで乗れるベビーカーみたいなクルマなのだ。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る