メガウェブの特設会場で行われた発表会のステージでまず我々の前に姿を表したのはCMにも登場するイメージカラー、いかにも都会の夜をイメージさせるようなダークパープルマイカの『WiLL VS』だった。「WiLLプロジェクト」の4つ目のステージ、<カッコよく生きる自分を、知的に演出してくれるモノやコト>“COOL”の第一弾がこのWiLL VSだ。
ネオンなど都会の灯りがきれいに映り込みそうなボディは後ろへ向かって強く絞り込んだキャビンと力強く踏ん張るボディアンダーを組み合わせたスタイリングはイメージスケッチをそのままカタチにしたようにも見える。ウェッジを強調されたスケッチのようにカットラインが跳ね上がったサイドのウインドウグラフィックなどは特にその印象を強くさせる。
もちろん絞り込んだキャビンと幅広のアンダーという上下のボディを成立させるためにはあのサイドウインドウが必要となるのだが、デザインを担当した関東自動車工業デザイン部(籍はそのままVVCに参加)の小野博央さんは「スケッチそのままのサイドウインドウを採用することも新しいんじゃないかと考えました」と語っている。