タイヤ破損事故に5540万ドルの賠償命令……影響大

自動車 社会 社会

走っている間にタイヤの表面がはがれ、事故になる、というのはファイアストンだけではない。1996年にラスベガス在住の女性がフォード『トーラス』で走行中にタイヤの表面がはがれ、このためコントロールを失って中央分離帯に激突する、という事故が起きた。

全身麻痺となったこの女性がコンチネンタル・ジェネラルタイヤ社を相手取り、損害賠償などを求める裁判を起こしていた。これに対し、ロサンゼルス地裁はコンチネンタルジェネラルタイヤ社に対し、5540万ドル(約68億円)の賠償命令を下した。

コンチネンタル側では事故を起こした『アメリテックST』というタイヤのすべてに設計上のミスがあった、とは認められなかったことに安堵しているが、事故の原因がタイヤという判定には控訴する予定だという。しかし今回のこの高額の賠償命令に、今後裁判が続くと思われるファイアストンはおそらくがく然としていることだろう。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  3. 「思いの外セクシー」普通二輪で乗れるロイヤルエンフィールドの新型クラシックモデルに、SNSでは興奮の声
  4. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  5. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る