難燃性素材で構成されたクルマに盲点!? 京都の車両火災の原因は…

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難燃性素材で構成されたクルマに盲点!? 京都の車両火災の原因は…
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京都府城陽市で今月15日、ホームセンターの屋上駐車場で駐車中のクルマが炎上し、車内にいた幼児3人が死傷するという痛ましい事故があったが、城陽市消防本部は「車内に持ち込まれたプラスチック製のおもちゃにマッチの火が引火し、燃え広がった」という見解を示した。

炎上したクルマは1989年型の日産『セドリック』で、車内のシートモケットには難燃性の素材が使用されているが、火元と見られる後部座席付近は激しく炎上した跡があった。消防で調査したところ、後部座席付近からは子供が遊んだとみられるマッチ棒と、プラスチック製のおもちゃなどの燃えかすが発見されたことから、子供が遊んだマッチの火がおもちゃに引火し、溶けながら激しく炎上したことが事故の原因との見解をまとめた。消防では「マッチの火程度でシートなどが炎上することはないが、プラスチックなど可燃性の物が車内に持ち込まれ、それに引火するようなことがあると、思わぬ大火が生ずる」として注意を呼びかけた。

また、今回事故を起こしたクルマはフロント以外の全てのガラスが濃いスモークフィルムを貼ってあり、このことが車内に取り残された子供の発見を妨げる要因になったともしている。

《石田真一》

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