田中知事のトヨタ『センチュリー』をオークションで、値段は…

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田中知事のトヨタ『センチュリー』をオークションで、値段は…
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長野県はこれまで知事公用車として使用していた1990年型のトヨタ『センチュリー』を売却するため、一般競争入札方式で買い手を求めていたが、25日に188万8000円で県内の男性に売却されたことを明らかにした。

これは長野県の東京事務所で保有し、知事が東京の官庁関係を巡るときに使用していた公用車。しかし、田中知事は「センチュリーなんて豪華すぎる」と、このクルマの存在価値に疑問を示し、自分の移動にもそれまでは局長クラスの移動用だったトヨタ『クラウンマジェスタ』に乗っている。結果としてこのクルマは余剰財産と判断され、他の用途に転じることも不可能なため、一般競争入札(つまり、オークション)で売却されることが決定された。

個人、法人を問わず誰でも参加ができる入札だったため、県内はもとより、県外からも参加希望の問い合わせがあり、最終的には24人が入札を行っている。購入当時の価格は785万円だったが、走行距離6万2000kmで10年落ちのクルマだけに、中古相場では30〜60万円程度の価値でしかなく、これを割り込むことは必至と見られていた。

ところが開票してみると、最高額は188万8000円。なんと相場の3倍強の高値が付いていた。落札者は県内在住の50歳代の男性で、「田中知事になって初の試みという記念で入札に参加しました。クルマのマニアとしてセンチュリーはぜひ欲しかった一台なので、今回は思いきって入札しました」とコメントしている。男性は即金で代金を支払い、そのまま落札したクルマに乗って県庁を後にしたという。

《石田真一》

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