富士重工業は14日、提携先のGM(ゼネラル・モーターズ)の店舗網「GMオートワールド」を利用して、スバルブランドの小型車をフィリピン、インドネシア両国で販売するという方針を明らかにした。
スバルはインドネシアやフィリピンには販売拠点を持っていないが、GMオートワールドの店舗を利用することで、これまで空白地域だった両国での拡販を進め、東南アジア域内での年間販売台数を伸ばしたいとしている。
販売が開始されるのは今年8月以降で、まずはフィリピン国内のオートワールド6店舗で『フォレスター』を販売。今年の冬までにはインドネシアにも進出して『レガシィ』などを販売する方針。初年度の販売目標は両国とも1000台となっている。
富士重工はGMグループの一員としてのカラーを徐々に明確なものとしており、今年秋以降はGMのタイ工場で製造しているオペル『ザフィーラ』を輸入し、自社ブランドで販売するという予定もある。