日産決算---「公約果たした」ゴーンの勝ちどき

自動車 ビジネス 企業動向
日産決算---「公約果たした」ゴーンの勝ちどき
日産決算---「公約果たした」ゴーンの勝ちどき 全 3 枚 拡大写真
日産自動車は17日、2001年3月期の連結決算を発表した。それによると最終利益は3310億7500万円で過去最高となり、3期連続だった赤字から脱却することに成功した。カルロス・ゴーン社長は「日産リバイバルプランの第一の公約は果たし、日産は復活した」とコメントしている。

売上高は前期比1.9%増の6兆0896億円、経常損益は2823億0900万円の黒字となった。連結営業利益は購買コストとインセンティブの削減が効果を発揮し、同350%増の2903億円となった。

今期はこれまで以上にコスト削減を進める方針で、売上高をさらに3.4%向上し、6兆3000億円台に乗せたいとしている。カギを握るのは為替水準だが、すでに為替損益は折込済みで、現状のペースが続けば実現は夢ではないという。

この数字にはゴーン社長もご機嫌だが、「日産が勝者となり、勝ち続けるためには、まだ数多くやるべきことがあると自覚している。まだ、緊急事態から回復の段階に移ったところにすぎない」とコメントし、楽観視はできないという見方を示すことは忘れなかった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  5. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る