全体相場は急反発し、1万4000円台を回復。自動車株も総じて堅調な動きとなった。スズキ自動車が、前週末比18円高1544円と2日続伸。この日発表した前3月期決算で、売上高は2期連続で過去最高を更新。
しかし最終利益は、為替差損、退職給付債務の特別損失計上から、前期比24.7%の大幅減益。今3月期は、売上高は横ばい(前期比0.6%増)ながら、最終利益は210億円(同3.7%増)と2期ぶりに増益を達成する見込み。
日産自動車が、前週末比6円高の837円と反発。出来高も市場第6位と高水準。米系の日興ソロモンが、目標株価を850円から900円に引き上げた模様。いすゞ、富士重工業が続伸し、三菱自動車工業もしっかり。
一方、ホンダが20円安の5280円と小幅ながら3日続落。世界的な株式指標MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の銘柄変更に伴い、同社とトヨタの組み入れ比率が引き下げられたこといがマイナス材料。欧州市場に1300cc車投入、との報道も無視された。