フォード/ファイアストーン、PR合戦の勝者はどっちだ!?
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先日発表されたフォードの1300万本のタイヤリコール追加に大してはPR専門家の65%が「大衆へのイメージを向上させる」と受け取り、ファイアストンがフォードに絶縁宣言をしたことに関しては66%が「イメージを損ねた」と受けとっている。
しかも85%が「フォードとファイアストンが過去のいきさつを忘れて、協力し合う姿を見せるのが消費者からもっとも好感を持たれる動き」ととらえている。事実関係がどうであれ、まず消費者に安心感を抱かせることこそが本当の危機管理なのだ、とPR会社は見ているのだ。
ところで大手新聞が行った調査では、「次に車を買う時はフォード『エクスプローラー』を選ばない」と答えた人は31%。「タイヤはファイアストンを避ける」と答えた人は38%。PR会社が指摘する通り、両社のいがみあう姿勢が消費者離れを加速させているのは間違いなさそう。
《Sachiko Hijikata, US editor》