【フォードvsファイストン】勝機は我にありとファイアストンCEO

自動車 社会 社会
【フォードvsファイストン】勝機は我にありとファイアストンCEO
【フォードvsファイストン】勝機は我にありとファイアストンCEO 全 1 枚 拡大写真

若い議員に追及され、最後には語気を荒めていたフォードのナッサーCEOとは逆に、ファイアストンのジョン・ランピCEOは終始冷静な口調で語り続けていた。

実はファイアストンの主張も昨年末以来、何ら変わっていない。ただし、こちらは昨年行われた650万本のタイヤリコールについては、一部に製造工程の不具合が生じていたことを認めており、相手の一方的責任を追及するフォードとはだいぶ違う。ブリヂストン傘下に入ったため、情に訴える日本流の戦い方を覚えたファイアストンとも揶揄されるほどだ。

今回の公聴会においても、ランピCEOは昨年のリコール問題が生じたことに謝罪した上で、繰り返すように「今回のリコールと、昨年のリコールは状況が違う」と語り続けた。ファイアストン側は議員団から求められていた第三者機関による調査内容を示し、フォード『エクスプローラー』に何らかの構造上の問題があり、それが横転事故を招くということを示唆。

この適切なデータの提示が功を奏したのか、ジャクソン米運輸副長官はファイアストンの要求を呑む形でエクスプローラーの徹底調査を前向きに検討するという方針を示した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る