クライスラー、カーコリアン氏の裁判無効をアピール

自動車 社会 社会

投資家でダイムラークライスラーの大株主の一人であるカーク・カーコリアン氏がダイムラー・クライスラーに対して80億ドル(約1兆円)の損害賠償請求を行っていた。これは1998年のダイムラーベンツ、クライスラー合併の際、「対等合併である」と株主に思い込ませ、それにより株主をだまし、損害を与えた、という内容。

これに対しダイムラー・クライスラーでは「そのようなことを証明する物的証拠はないし、株主をだますような発言もしていない」と、事実無根としてこの訴えそのものを無効とするよう求める請願書を提出。

実はカーコリアン氏が訴えを起こしてから、ダイムラークライスラーはなぜかすぐに反論せずカーコリアン氏の腹心を経営者会議に参加させたりして疑いを晴らす方向に動いていた。しかしカーコリアン氏が訴えを取り下げないことから今回の行動に出たものと思われる。一方のカーコリアン氏は公聴会を開くよう求めており、この争いも激化しそう。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. インフィニティの最上位SUV『QX80』に初の「スポーツ」グレード登場
  5. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る