【お待たせVW『ルポ』】149万9000円の「戦略」

自動車 ニューモデル 新型車
【お待たせVW『ルポ』】149万9000円の「戦略」
【お待たせVW『ルポ』】149万9000円の「戦略」 全 3 枚 拡大写真
VW『ルポ』の価格は標準仕様149万9000円、コンフォートパッケージ159万9000円となった。フォルクスワーゲンジャパンの梅野勉社長は「戦略的価格」といったが、メルセデスベンツとシェアトップ争いをしているとはいえ、安く大量に売る戦略ではない。

広報部の池畑浩係長は「サイズやエンジン排気量が同クラスの国産車と比べると価格は20万〜30万円高くなります。が、そこは技術力やキュートなデザインといった商品力でカバーできると考えます」と価格設定について説明する。価格以外の付加価値にこだわって、それを価格換算すれば競争力はあるという。

「それに下と比べれば高いですが、上から見る見方もあります」と池畑係長。従来のフォルクスワーゲンジャパンのボトムラインは『ポロ』の175万円だった。梅野社長も「ルポは日本市場でVWにとっては新セグメントになる。これで我々は顧客の裾野を広げる。新規顧客のほか、VW既存ユーザーのセカンドカーとしてもよい」という。

まずは『ルポ』の認知度向上を図り、日本市場におけるVWレインジの拡大、シェア拡大を図るというのが戦略のようだ。そのためのスペシャリティ的な商品企画と価格設定なのだ。ヨーロッパ的ベーシック仕様の日本導入はそれからの話となる。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る