日本自動車工業会(自工会)は11日、会員自動車メーカー各社が2000年度に購入したアメリカ製およびEU製自動車部品の購入額を発表した。現地生産の拡大や国内生産の増加によりアメリカ製・EU製とも過去最高となった。
まとめによると、アメリカ製自動車部品の2000年度の購入額は、前の年度に比べ12%増の357億8000万ドルとなり、1985年の調査開始以来、過去最高となった。現地購入分、輸入分ともに増えたためで、特に現地調達額は13%の増加となった。またEU製は同5%増の67億8000万ユーロとこれも過去最高。EU製は輸入が18%増と大幅に増えた。
同調査は米国政府が日本メーカーに米製自動車部品の購入拡大を迫りその実践状況を監視することを目的に実施することになった調査。自動車メーカーの事業がグローバル化し資本関係も国際化しているなかで調査の意義も次第に薄れてきている。