モトローラは7月31日、カーモバイル技術のひとつである「テレマティックス」の供給について、BMW、アウディと契約を締結したことを明らかにした。契約期間は6年間と見られているが、金額等の詳細については明らかにされていない。
モトローラが開発しているテレマティクス技術は、カーナビ技術を発展させた日本のそれとは違い、カーコンピューティング、つまり「自動車内からインターネットに接続すること」を主眼に置いている。サーバーからMP3規格の音楽ファイルをダウンロードしたり、メールの送受信(音声読み上げ機能付き)など、インタラクティブ(双方向)メディアとしての側面が強いのだ。
BMW、アウディとも「どこの国で販売する」とか「どういった車種にこれが搭載される」とかは明らかにしていない。欧米でもようやくスタート地点に立ったばかりのシステムでもあるし、細かいことはこれから煮詰めるということなのか?