水上バイクが発がん性物質を撒き散らす---琵琶湖での調査

エコカー 燃費
水上バイクが発がん性物質を撒き散らす---琵琶湖での調査
水上バイクが発がん性物質を撒き散らす---琵琶湖での調査 全 1 枚 拡大写真

滋賀県は8日、水上バイクによる環境汚染が指摘されている琵琶湖で7月下旬に行った水質調査の結果を明らかにした。その結果、水上バイク走行後に採取した水にはハイオクガソリンに含まれる有害物質MTBE(メチル・ターシャリー・ブチルエーテル)やベンゼンが含まれていることがわかった。水上バイクが琵琶湖の水質を汚染する可能性があることは以前から指摘されていたが、MTBEやベンゼンなどの発がん性物質が実際に検出されたのは今回が初めて。

調査は7月22日に大津市内と能登川町の琵琶湖畔5地点で行われた。その結果、大津市ではMTBEが2〜3マイクログラム/リットルが検出され、能登川町のポイントからはMTBEが1〜4マイクログラム/同、ベンゼンが1〜4マイクログラム/同、トルエン6〜38マイクログラム/同、キシレン6〜23マイクログラム/同が検出された。

水上バイクの場合、他の船舶とは違い、排出ガスを直接水中に噴射して推進力を得るため、排出ガス中の有害物質を水中に撒き散らす危険性は指摘されていた。滋賀県では今回の調査結果を基に、琵琶湖での水上バイク使用の自粛を呼びかける方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る