【フランクフルトショー2001続報】ミニ『クーパー』---水素の新しい可能性

自動車 ニューモデル モーターショー
【フランクフルトショー2001続報】ミニ『クーパー』---水素の新しい可能性
【フランクフルトショー2001続報】ミニ『クーパー』---水素の新しい可能性 全 3 枚 拡大写真

水素燃料の燃料電池を利用した電気自動車の開発を各社は進めているが、BMWは水素燃料をガソリンと同様に燃やす水素燃料内燃機関の開発を進めている。BMWグループのミニは『クーパー・ハイドロジェン(水素)』スタディを展示、新たな展開を見せた。

【画像全3枚】

最大の特徴はパッケージングの小型化と自由度の向上がはかられたこと。ミニのような小型車でも水素燃料内燃機関の搭載が可能になったのだ。従来のBMWの水素燃料内燃機関との違いは、エンジンと水素タンクの2点。

従来の水素燃料内燃エンジンは、液体水素をいったん室温の気体にしてからシリンダーに送り込んでいた。今回のエンジンは、液体水素をインテイクダクトに噴射して空気との混合気を作るという低温システム。水素のチャージ量が増え、したがって出力と効率が向上、排気量の小さなエンジンでも充分な動力性能が得られる。

次に従来の水素タンクは円筒形のいわゆるガスボンベだった。クーパー・ハイドロジェンのタンクでは、通常のガソリンタンクのように自由な形状で漏れや対衝撃の要件をクリアしたという。その結果、通常のガソリンタンク同様にリアシートの下に配置でき、室内空間や荷室容量も普通のクルマと同じになった。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る