GM、10年ぶりに工場閉鎖---その影響をモロに受ける「強いアメリカ」の象徴

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GM、10年ぶりに工場閉鎖---その影響をモロに受ける「強いアメリカ」の象徴
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GM(ゼネラル・モーターズ)は25日、売り上げが低迷しているシボレー『カマロ』とポンティアック『ファイアーバード』を生産しているカナダのケベック工場を2002年度に閉鎖することを明らかにした。同社が工場を閉鎖するのは10年ぶりのこととなる。

ケベック工場の従業員は今回の工場閉鎖によって全員解雇されるが、早期退職者制度を採用して徐々に削減していくという方式をとる。工場の閉鎖によって、カマロとファイアーバードのモデル自体も消滅するようだ。

アメリカでの乗用車需要はSUV寄りに移行しており、いわゆるスポーツカーのカテゴリーは廃れる風潮にあった。保険料が高いというのも一因だが、売れなくなっていることに間違いはない。ただ、「強いアメリカ」の象徴とも言えたこの2車種が消えるということは、今のアメリカの不安定さをも表しているようで感慨深いものがあるといえよう。

《石田真一》

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