【CEATEC2001】PDAを利用したナビはここまで進化、まだまだ進化

自動車 テクノロジー ITS
【CEATEC2001】PDAを利用したナビはここまで進化、まだまだ進化
【CEATEC2001】PDAを利用したナビはここまで進化、まだまだ進化 全 2 枚 拡大写真

現在のカーナビ技術は二つの流れに向かって進歩していると言えるだろう。ひとつはDVDやHDDなどの大容量メディアを使用して、VGAサイズの精細画面で地図表示を行うタイプ。もうひとつはPDAなどに地図情報を転送し、ハンドキャリーを前提としたタイプだ。昨年までのCEATECでは、後者はケーススタディモデルとしての存在でしかなかったが、今年はいくつかのモデルが市販品として登場し、来場者の注目を集めていた。

PDAとしてではなく「カーナビとしての機能を重視した」モデルがパナソニックの『モバイルデルNAVI』だ。本体のCD-ROMからPDAに実装したSDカードにデータを転送し、ナビとして利用するというもの。PHSを専用ケーブルで接続すればEメールの送受信も可能となる。将来的には『ブルートゥース』でケーブルレスを実現したいとしているが、コスト的にまだ難しいとメーカー関係者は話す。

PDAとしての機能を重視し、オプション品の装着でポータブルナビとして扱えるのが東芝の『GENiO(ジェニオ) e』だ。CFカード規格のGPSアンテナを装備し、SDカードに地図データを落とし込むことでナビとなる。OSに『Windows for Pocket PC(CE3.0)』を採用し、拡張性が高いことを自慢とするPDAのため、今後も使える技術が発展する可能性は高い。ナビはあくまでもそのうちのひとつに過ぎない。

記憶メディアとしてはCFカードサイズで1GBを実現したマイクロドライブ、PCカードサイズで5GBを実現したコンパクトなHDDもあり、容量制限は事実上存在しない。それら技術を取り入れれば簡易地図ではなく、詳細な地図の表示も可能となる。来年にはどのようなモバイルナビが市場投入されるのか、現時点では予測すらつかない。昨年までは前述の2モデルだって「夢の商品」だったのだから。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る