アメリカの自動車販売に回復の兆し……開き直り?

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今年の上半期の大幅な売り上げの落ち込みにテロショックで、一時は企業の信用度問題にまでなったアメリカの自動車販売不振。ところが9月の月間売り上げが発表されたところ、どのメーカーも9月前半の落ち込みは激しいものの、最後の1週間では先年を上回る急激な販売の伸びを見せていることが明らかになった。

この背景ににはもちろん、ビッグ3が足並みを揃えた0%金利の自動車ローンのキャンペーンの効果が大きいが、そのほかにアメリカの消費者の心理というものがある。つまり、売れているのは自動車だけではなく、テロのショックが一段落した9月の終わり頃から、急に住宅、自動車などの高額商品が売れ行きを伸ばしているのだ。

「いつまたテロに襲われるかわからない。欲しいものは生きているうちに手に入れるべき」という消費者心理がこうした市場を動かしているようなのだ。しかしアメリカの経済が上向いたわけではなく、この好調な販売も一時的な現象かもしれない。今後の販売数の動きに注目が必要だ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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