ひらがな多用の文章で最後通牒---広島県警の暴走族対策

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ひらがな多用の文章で最後通牒---広島県警の暴走族対策
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広島県警は県民から「手ぬるい」と抗議が殺到している暴走族の追跡捜査を強化し、これまで取ってきた「安全なる捜査」の原則を破棄、実力阻止へ方向転換することを明らかにしたが、新たに設置した暴走族特別取締本部の設置に合わせ、暴走族へのメッセージを発表した。

このメッセージには「今暴走族に入っている君たちへ」というタイトルが付けられており、かなり長文だが、読みやすいようにとの配慮から「ひらがな」を多くしたのが特長だという。県警では捜査を強化したことを告知することで、これまでとは違うことをアピールしたいとしている。

以下はその全文。

県警は、今日から特別体制をとって、君たちと向かい合わなければならなくなった。君らもよく知っているように、県警は、暴走や泥棒をした君らの仲間をたくさん逮捕してきたが、暴走しているときは、君らがけがをしないように慎重にやってきた。君らはそれにつけ込んで、パトカーを傷つける、物は投げつけるなどしたい放題。これを見た県民が怒るのもあたりまえだろう。

君らは、毎月、暴力団組員に金を払っているが、暴力団に守られてまで君らは走りたいのか。よく聞いてくれよ。族に入っていてはだめだ、とりかえしのつかないことになりかねないぞ。族にいるかぎり、暴力団組員やリーダーの命令にはどんなことでもしたがわなければならない。族をぬけると言い出せないでいると、あっという間に目のつりあがった一級の犯罪予備軍になるのだ。暴走族が、君らを傷つけ、一生を失わせるのだ。

残念だが、警察も全力を尽くして対応せざるを得ない。そのときには、君らはつまらない抵抗をしてはいけない。大けがをしかねない。今すぐに、族を出よう。われわれが力になろう。われわれは君らと争いたくないし、何より君らに幸せな一生を送ってもらいたいと思っているのだから。

《石田真一》

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