首相に従えば高速道路はできません---国土交通省が試算

自動車 社会 社会

国土交通省は9日、高速道路の償還見通しについて、幾通りかの試算結果を発表した。

小泉首相が「国費を投入せず、償還期間を(現行の50年から)30年以内にした場合、どのような高速道路の整備計画になるか」と国交省に試算を指示していたもの。ただ、首相が示した「国費未投入、償還30年」の場合、国交省は「高速道路は作れない(投資可能額ゼロ)」との試算結果を公表した。

また、試算結果は現行の高速道路整備計画(総延長9342km、残り2383km)を前提に、達成率や税金で建設を続行した場合の国民負担なども掲載しており、あくまで現行整備計画を続行したい国交省の思惑がにじむ内容となった。

国交省は今月中にも学識経験者による検討会を設け、さらに細かい試算の条件や方法などを検討したい、としている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  4. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  5. 「乗りやすいスーパースポーツの究極形」完全新規モデル、ヤマハ『YZF-R9』はなぜ生まれたのか?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る