『MAX』の全高は1550mm、「乗ったときにムーヴほど空間が余らないし、立体駐車場にも入る寸法です」と才脇卓也デザイナーはいう。車高が1600mmを越えると、とくに足を固めたスポーツ仕様で左右の揺れが大きくなる。
また無駄な空間を運んでいる“空しさ”もスペース系のクルマではときどき聞かれる声だ。乗り降りのしやすいヒップポイント高さ、アップライトに座ることによる前後寸法の縮小など、デザインには様々な寸法パラメーターがある。
MAXの寸法が軽自動車としては最適ですか、との問いに才脇デザイナーは「高さと幅はこれでいいでしょう。長さは、今回は従来車種と設計を共有していますが、一から開発するならスカットル(ダッシュボード)をもっと前進させたいですね」との答だった。