【日産『ステージア』発表】『スカイライン』のFMシャーシ再び

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【日産『ステージア』発表】『スカイライン』のFMシャーシ再び
【日産『ステージア』発表】『スカイライン』のFMシャーシ再び 全 4 枚 拡大写真

新型『ステージア』のシャーシは、現行『スカイライン』と共通。日産が社運をかけて世に送り出した、次世代型Lクラス用FRシャーシだ。それゆえ、ワゴンとセダンというボディ形態の違いはあるものの、スカイラインとの技術的な共通点は多い。

エンジンの重心をフロントサスペンション後方に置き、前後車軸にかかる重量バランスをほぼ均等にする、FM(フロントミッドシップ)パッケージが最大の特徴。重量配分は2WDが前51:後49、4WDが前52:48と、ワゴンとしては異例のスポーティなセッティングとなっている。

サスペンションは、フロントはスカイラインとほぼ共通のジオメトリだが、リアは後部に重量物を搭載するステーションワゴンに最適化するために改設計された。形式は同じマルチリンクだが、省スペース設計とすることで、ラゲッジルームへのサスペンションの張り出しを最小限に抑え、その結果最小ラゲッジルーム幅は旧型の940mmから1055mmへと大幅に拡大、荷物の収納性を改善した。

タイヤサイズは215/55R17と205/65R16の2種類。いずれも直径680mmの大径タイヤで、前者の場合トレッドの接地面積は従来の245幅タイヤに匹敵する。高いコーナリングフォースと快適な乗り心地を両立させるための措置だ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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