【東京ショー2001出品車】まさか新型『スープラ』?……トヨタ『FXS』

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【東京ショー2001出品車】まさか新型『スープラ』?……トヨタ『FXS』
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『FXS』はトヨタが提案するハイエンド・オープン2シータースポーツ。ライバルとなるのはメルセデスベンツ『SL』、BMW『Z8』、ジャガー『XJS』コンバーチブルなどのスーパーロードスターだ。

ベースモデルは明らかにされていないが、エンジン、サスペンション、フロアパネルなど多くの部品を、トヨタのフラッグシップクーペ、『ソアラ』から流用しているものと思われる。全長4150mm、全幅1870mm、全高1110mmという大柄なボディだが、エンジンをフロントミッドシップ搭載とすることで、重量配分は50:50と、スポーツカーとして理想的な数値になっている。

エンジンはソアラと共通の4.3リットルV8だが、カムプロファイルの変更をはじめ徹底的な改良を施すことで、レッドゾーンは8000回転と、大排気量ながら超高回転を可能としている。トランスミッションは専用の6速マニュアル。通常のゲート式シフトではなく、シフトレバーを前後に動かすことでシフトアップ、ダウンを行うシーケンシャル式となっている。タイヤサイズはフロントが245/40R18、リアが285/35R18と、超極太サイズ。

このFXSは、あくまでコンセプトカーではあるが、次期『スープラ』のスタディモデルという性格を帯びている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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