【日産 リーフ 新型】インテリアデザインのテーマ「フィジタル」とは何か?

日産 リーフ 新型のインテリアスケッチ
日産 リーフ 新型のインテリアスケッチ全 17 枚

2026年1月に販売を開始した新型日産『リーフ』。航続距離を含めた性能向上により商品力を高め、販売は前年を大きく上回り好調だと伝えられている。人気の理由のひとつが大きく変わったデザインだ。

新型リーフのインテリアは“フィジタル”というコンセプトでデザインされたという。果たしてフィジタルとは何か。チーフデザイナーに話を聞いた。

◆デジタルとフィジカルの融合

日産グローバルデザイン本部第二プロダクトデザイン部プログラムデザインダイレクターの田勢信崇さん

フィジタルとは、「デジタルとフィジカルの融合を狙ったワードです」と話すのは、日産グローバルデザイン本部第二プロダクトデザイン部プログラムデザインダイレクターの田勢信崇さんだ。

例えばインパネにはモノリスというディスプレイがあるが、「それを単独で分離させるのではなくなるべく空間に溶け込ませるように、インテリア全体を水平基調でデザイン。そうすることで、デジタルとフィジカルを融合させてなるべく広い空間性を実現してます」と説明。

そのうえで田勢さんは、リーフのインテリアの大きな特徴としてフラットフロアを挙げる。「空調関係がモータールーム(ボンネット内)に入っていることから、足元が広々としているので、その利便性は唯一無二、日産としての大きな特徴です。それを活かすレイアウトとして、どうすればその特徴を最大化できるかを考えました。そこで薄いインパネと低いコンソールを採用することで実現したのです」と述べる。

◆EVならではの軽さを表現したインパネ

日産 リーフ 新型のインテリア

先代リーフのインテリアは先進感を抑えたデザインを特徴としていた。その理由はICE(エンジン車)から乗り換えたユーザーに違和感を覚えさせたくなかったからだ。しかし市場からはより先進感が求められていた。そこで田勢さんは、「全体は全て水平でテーマを構成。モノリスという中央のディスプレイを中心にドアだけでなく、ステアリングも水平スポークにするなど全部水平で統一することによって空間以上の広さを表現」した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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