【メルセデスベンツ『SL』ファーストドライブ】加速はどこまでも、思うがままに

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【メルセデスベンツ『SL』ファーストドライブ】加速はどこまでも、思うがままに
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新型メルセデスベンツ『SL』に搭載されるエンジンは、メルセデスベンツ製5.0リットルV8 エンジンのみ。パワーは5600rpmで225kW、トルクは460Nmを2700rpmから4200rpmまで発生するという優秀な成績。

気筒あたり3バルブのエンジンは、シャープなスロットル反応とあらゆるエンジン回転数におけるなめらかな感触を約束してくれる。アクセルを踏み込めば、トラクションコントローラーASRの三角形の警告ランプがちかっと点灯し、1845kgという車両重量をものともせず、6.3秒で100km/hに到達する。

もっとすごいのは中回転域における加速である。はっきり言ってしまえば、この大型ロードスターでトップスピードの250km/hを出したとしても、加速度の減少はほとんど感じられない。これは5速オートマチック・トランスミッションのおかげといえよう。どんなに急に、強くアクセルを踏み込んだとしても、ギアチェンジは常に素早く、そしてスムーズ。

シーケンシャルシフト・メカニズムによってマニュアルでのギアチェンジも可能。だがギアボックスのクオリティが抜群なので、オートで「D」に入れたまま走ったほうが賢いかも。 都会を離れてこのクルマのハンドルを握ると、その性能が一段と明らかになるだろう。先代に比べてずっと敏捷で反応が鋭いのだ。ホイールベースの延長に加えて、フロントのトレッドは24mm、リアのトレッドは22mm広くなっている。

サスペンションも全く新しいレイアウトだ。フロントはマックファーソン・ストラットに代わって4リンクアレンジが採用された。リアは改良が重ねられた5リンクのセットアップ。ホイールは前後とも7本スポーク軽合金8.5インチ幅、これにグリップの効く255/45Z17コンチネンタル『スポーツコントラクト』タイヤを履く。

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