【東京ショー2001速報】BMW『7シリーズ』にジョイスティック(?)を搭載

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【東京ショー2001速報】BMW『7シリーズ』にジョイスティック(?)を搭載
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BMWのブースでは、8年ぶりにフルモデルチェンジするという、フラッグシップセダン『7シリーズ』を展示している。日本で2002年春に発売する予定というこの7シリーズには、車内のさまざまなスイッチやレバーなどを従来のクルマよりも減らし、運転操作に必要な機能をハンドルとその周辺に集中して、ドライバーがより運転に集中できるという、“iDrive(アイドライブ)”というコンセプトを導入している。

iDriveコンセプトで最も特徴的なのは、運転席右側(左ハンドル車の場合)にある、“コントローラー”だ。このコントローラーは手のひらサイズのダイヤル状のもので、左右の回転と上下左右斜めの8方向への動きと、上から強く押すことによるボタンとしての動きで、ダッシュボード中央にある液晶ディスプレー“コントロールディスプレー”に表示されるメニューをコントロールする。

これによって、エアコン、ラジオ、ステレオ、カーナビゲーションシステム、TV、電話などの操作をコントローラーとコントロールディスプレーに集約している。

また、7シリーズでは通常のクルマなら、このコントローラーの位置にあるシフトレバーやサイドブレーキなどがない。シフトレバーは、ハンドルのちょうど左右の手で握る位置に、ボタンとなって埋め込まれている。さらに、7シリーズはオートマチック車なのだが、止まっている地面が平坦でも、傾斜のある坂道の途中でも関わりなく、ブレーキから足を離すとその位置に自動的に制御してとどまり続ける。発進するには、ただアクセルを踏めばいいという。

BMWによると、iDriveコンセプトは運転者が車内で行なうすべての操作を素早く確実に行ない、さまざまな情報を得ながら、より快適で安全な運転を楽しめることを目指したものという。iDriveはまず、最高級セダンの7シリーズから導入するが、将来はBMWのすべての車種に搭載していくとしている。

なお、BMWのブースでは、実車に搭載したシステムのほかWindows上で動作していると思われる(ウインドウの枠から推測)エミュレーターも展示されているが、iDriveの本物のシステムはBMWが自社で開発した独自のOSを使用しているとのことだった。

《レスポンス編集部》

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