デトロイトのナッサー・ショック---フォードCEOを退任

自動車 ビジネス 企業動向
デトロイトのナッサー・ショック---フォードCEOを退任
デトロイトのナッサー・ショック---フォードCEOを退任 全 2 枚 拡大写真

フォード社長兼CEO、ジャック・ナッサー氏の退陣は時間の問題、と言われていたが実際にそうなってみると(30日)かなりの衝撃を周囲に与えている。もともとナッサー氏は「ジャック・ザ・ナイフ」とあだなされるほどの切れ者。

このところ業績が悪化しているフォードにとって、この退陣がますます業績悪化に拍車をかけるものになるのでは、という予測もあり、フォードの今後については厳しい意見が飛び交っている。さらに、ナッサー氏と同時に二人の重役もフォードを去ることが確定している。人事担当副社長のデイビッド・マーフィ氏、広報担当副社長のジェイソン・バイン氏である。

フォードには「外から来たトップをフォード家が追い出す」という伝統があり、今回のナッサー氏退陣もフォード独特のクーデターのようなもの、と評する人も多い。実際ウィリアム・クレイ・フォード・Jr.氏(会長、今回の人事でCEOを兼任)が積極的に経営にタッチし始めた今年7月から社内の人事をめぐるゴタゴタが起き始めている。これがナッサー退陣で終止符となるのか、それともまだまだ続くのかでフォードの今後に大きな影響が出る、という意見は多い。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  4. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る