デトロイトのナッサー・ショック---フォードCEOを退任

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フォード社長兼CEO、ジャック・ナッサー氏の退陣は時間の問題、と言われていたが実際にそうなってみると(30日)かなりの衝撃を周囲に与えている。もともとナッサー氏は「ジャック・ザ・ナイフ」とあだなされるほどの切れ者。

このところ業績が悪化しているフォードにとって、この退陣がますます業績悪化に拍車をかけるものになるのでは、という予測もあり、フォードの今後については厳しい意見が飛び交っている。さらに、ナッサー氏と同時に二人の重役もフォードを去ることが確定している。人事担当副社長のデイビッド・マーフィ氏、広報担当副社長のジェイソン・バイン氏である。

フォードには「外から来たトップをフォード家が追い出す」という伝統があり、今回のナッサー氏退陣もフォード独特のクーデターのようなもの、と評する人も多い。実際ウィリアム・クレイ・フォード・Jr.氏(会長、今回の人事でCEOを兼任)が積極的に経営にタッチし始めた今年7月から社内の人事をめぐるゴタゴタが起き始めている。これがナッサー退陣で終止符となるのか、それともまだまだ続くのかでフォードの今後に大きな影響が出る、という意見は多い。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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