【東京ショー2001続報】三菱『パジェロ・エボ』はなぜなかった? ---エクロートCOOにきく

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2001続報】三菱『パジェロ・エボ』はなぜなかった? ---エクロートCOOにきく
【東京ショー2001続報】三菱『パジェロ・エボ』はなぜなかった? ---エクロートCOOにきく 全 3 枚 拡大写真

6月末に三菱のデザイン本部長に就任したオリビエ・ブーレイが指揮を執り、大馬力で完成させて9月上旬のフランクフルト・ショーで発表した『パジェロ・エボ』は幕張に展示されなかった。ヨーロッパではかなりの人気を集めたのだが、なぜか。

疑問に直々に答えてくれたのが代表取締役副社長兼COO(最高執行責任者)のロルフ・エクロート。エクロートCOOは話してみると快活な人柄で、失礼を承知でいうとドイツの地方都市あるいは大都市郊外の、陽気で町の人気者になっているパン屋の主人といった感じ。

エクロートCOOは説明する。「コンセプトカーは企業のイメージを表現するものだ。ヨーロッパではパジェロ・エボが三菱のイメージアップにつながり、日本では今回の4台が新生三菱のイメージを主張する」。日本と比べれば、ヨーロッパではモータースポーツやテクノロジーによって三菱のイメージは評価されているようだ。

しかし東京モーターショーにパジェロ・エボを出展すれば、クルマそのものは「すごい!、かっこいい!!」と評価されただろうが、いっぽうで「何やってんだか」と言われたことだろう。人気があれば何を並べてもいいというものではないのである。今の三菱は『CZ2』であり、日本市場で受けるのは『CZ3ターマック』だ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る