回復に転じるかと思った矢先……格付け会社がブリヂストンの評価下げる

自動車 ビジネス 企業動向

格付け会社のスタンダード&プアーズは21日、ブリヂストンの長期格付けと短期格付けをそれぞれ引き下げる方針を明らかにした。今回の引き下げにより、長期格付けが「BBB+」から「BBB(債務履行能力は充分と言えるが、上位格付けに比べ経済環境の悪化に影響を受けやすい)」に。短期格付けが「A-2」から「A-3(予定期日までの返済能力はあるが、経済環境の変化に影響される可能性がある)」となった。

今回の引き下げの理由として、同社は「2000年8月に発生した子会社であるファイアストンのタイヤリコールにより、収益の落ち込みが激しくなり、フォードとの契約解消で回復がより困難に為ったため」としている。

今月中旬にはフォードと供給再開に向けての準備会合の約束を取り付けたと言われるブリヂストンだが、格付け会社の格下げ評価が資金調達に影響する可能性も捨てきれず、まだまだ予断を許さないという状況が続きそうだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 人気のゴミ収集車モチーフも、車好きキッズ向けスニーカー「IFME のりものシリーズ」新登場
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る