トヨタ系部品メーカー、セーフティ事業で提携

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車系部品メーカーの東海理化と豊田合成がセーフティシステム事業で業務提携する。エアバッグとシートベルトなどを一体にした同システムの開発・設計から製造・販売までを共同で行い、事業基盤の強化を図る。同時に、同システムにおける世界トップレベルの「グローバルシステムサプライヤー」になることを目指す。

トヨタ系部品メーカーではすでに、トヨタ本体に加え、デンソーとアイシン精機が住友電工と4社合同でブレーキ事業に関する新会社「アドミックス」を設立している。今回のセーフティ事業における東海理化と豊田合成の業務提携は、これと同様に事業形態全体の見直しに発展する可能性もある。

業務提携の対象品目は、(1)ステアリングホイールおよび運転席・助手席・サイドカーテンなどのエアバッグモジュールとシートベルトなどを一体としたセーフティシステム全体、(2)ステアリングホイール・エアバッグモジュール、(3)シートベルト---の3点。対象地域は全世界としている。

セーフティシステム全体の開発・設計、販売は豊田合成が主体となる一方、シートベルトの開発・設計、生産、販売については東海理化が担当する。生産は当面、両社の現有設備を利用し、最も効率的な方策を探る。両社は経営トップで構成するエグゼクティブコミッティを設け、業務提携の内容に関する重要な事項や生来の提携のあり方などを協議する。

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