トヨタ系部品メーカー、セーフティ事業で提携

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車系部品メーカーの東海理化と豊田合成がセーフティシステム事業で業務提携する。エアバッグとシートベルトなどを一体にした同システムの開発・設計から製造・販売までを共同で行い、事業基盤の強化を図る。同時に、同システムにおける世界トップレベルの「グローバルシステムサプライヤー」になることを目指す。

トヨタ系部品メーカーではすでに、トヨタ本体に加え、デンソーとアイシン精機が住友電工と4社合同でブレーキ事業に関する新会社「アドミックス」を設立している。今回のセーフティ事業における東海理化と豊田合成の業務提携は、これと同様に事業形態全体の見直しに発展する可能性もある。

業務提携の対象品目は、(1)ステアリングホイールおよび運転席・助手席・サイドカーテンなどのエアバッグモジュールとシートベルトなどを一体としたセーフティシステム全体、(2)ステアリングホイール・エアバッグモジュール、(3)シートベルト---の3点。対象地域は全世界としている。

セーフティシステム全体の開発・設計、販売は豊田合成が主体となる一方、シートベルトの開発・設計、生産、販売については東海理化が担当する。生産は当面、両社の現有設備を利用し、最も効率的な方策を探る。両社は経営トップで構成するエグゼクティブコミッティを設け、業務提携の内容に関する重要な事項や生来の提携のあり方などを協議する。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る