【不具合対策】フォード『フォーカス』---塩で溶けちゃう!

自動車 社会 行政
【不具合対策】フォード『フォーカス』---塩で溶けちゃう!
【不具合対策】フォード『フォーカス』---塩で溶けちゃう! 全 1 枚 拡大写真

リコールの多さで業績悪化を招いた、とまでいわれるフォードが、『フォーカス』の不具合をまたもや発表。これで年間不具合回数の記録を塗り替えたことになる。7度目の不具合となるフォーカスの今回の問題は、リアホイールが走行中にゆるむ、あるいは脱落する可能性がある、というもの。

フォードによると、融雪の目的で撒かれた塩がリアホイールのシールを溶かしベアリングを腐食させ、ゆるみや脱落の原因となる可能性がある、という。フォードでは現在融雪に塩を使う地域は少なく、問題が起きる可能性はきわめて低いが、念のための対策、としているが、業界の反応は「リアホイールがどんな原因であろうとゆるみや脱落の可能性を持つ、というのは明らかな安全性にかかわる問題」と冷たい。

対象となるのは2000年、2001年モデルのフォーカス27万9646台。なおフォード・ジャパンによると一部報道にあった「リコール」ではなく、「顧客満足度向上プログラム」で対処するという。また対策地域も融雪に塩を用いるアメリカ北部や、カナダに限られており、日本で同様の対策予定はない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 「トヨタがロールスロイスと勝負するのか?」2ドアクーペの新型センチュリー発表に、SNSは興奮の渦
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. 【ダイハツ ムーヴキャンバス 新型試乗】「ワゴンRスマイル」と双璧をなす“癒し軽”…島崎七生人
  5. 【ホンダ ADV160 試乗】彩りとわくわく感あふれる「アドベンチャー」スクーター…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る