この時期大増産に踏み切るフォードの賭け---金利0%ローン続く

自動車 ビジネス 企業動向

アメリカではビッグ3が新年度も自動車ローン金利の0%キャンペーンを継続することが決定しているが、フォードでは早々と来年上四半期の生産増を発表した。

フォードによると、10月から始められたゼロ金利キャンペーンのおかげで売れ行きは好調、各地のディーラーから在庫切れの連絡が相次いでいる。そのため金利キャンペーン継続にあたり、大幅な増産が必要と見込まれる、という。

しかしアメリカは政府が公式に景気後退に入ったことを認めており、来年度の景気に関してはかなり非観的。さらにアナリストらも、金利0%キャンペーンが続く間は販売が好調でも、終了した途端に車が全く売れなくなる、というシナリオを警戒している。

この時期に大増産に踏み切ることは、すなわち大きな賭けのようなもの、という見方が強い中、フォードの来年度の戦略には少なからぬ疑問の声も上がっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  2. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【ホンダ ADV160 試乗】彩りとわくわく感あふれる「アドベンチャー」スクーター…伊丹孝裕
  4. 【ダイハツ ムーヴキャンバス 新型試乗】「ワゴンRスマイル」と双璧をなす“癒し軽”…島崎七生人
  5. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る