IT=それがこれ、「ジンジャー」は電気スクーター…世紀の発明『セグウェイ』
自動車 ニューモデル
新型車

アメリカの発明家であるディーン・カーメン氏が開発したもので、『セグウェイ・ヒューマン・トランスポーター』という商品名が付けられた。左右に車輪があり、その中間に設けられたステップに立ち乗りするという、一見アンバランスなものだが、10個のジャイロを内蔵し、1秒間に100回程度の演算を行うことでバランスを確保している。運転者が行きたい方向に体を傾けるだけで、重力センサーがそれを感知。19km/hのスピードで約30kmの航続距離がある。
カーメン氏は昨年末ごろから、「個人の移動に使用する乗り物」に関する特許を次々と申請。開発資金の提供を求められたアップル・コンピューターのスティーブン・ジョブスCEOが「パソコンを超える発明品だ!!」と絶賛したため、世界中で「ジンジャーというすごいものを作っているらしい」という噂が駆け巡り、一時は「空を飛ぶスクーターらしい」という憶測も飛び出した。
今のところ発売はアメリカだけに限られ、一般向けモデルの価格(現地)は約37万円になるのではないかとみられている。
《石田真一》