マツダ、『アテンザ』の生産技術を少しだけ公開---コスト削減の秘密は…

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マツダ、『アテンザ』の生産技術を少しだけ公開---コスト削減の秘密は…
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マツダは、モジュール部品を組み付ける基材(モジュールキャリア)用のボディ構造材としてポリプロピレンの新素材を開発するとともに、高強度を実現するガラス繊維複合材の射出成形法を新たに開発した。

【画像全2枚】

従来のモジュールキャリアは高い強度が要求されることから、ガラスマット強化ポリプロピレンやスチール製プレス部品が採用されてきた。しかし、これらの素材では、剛性と強度の確保の両立が難しかったり、後加工が必要だったり、複雑な形状の成形が難しくモジュールとして部品を統合するのに限界がある。

今回、マツダが開発した高強度プラスチックは、成形自由度が高く後加工が必要なく、強度も3倍に高めて、必要な耐熱性も確保した。これによって、モジュールとして従来難しかった多くの部品の一体化による先進的な機能統合が容易で、コスト、重量の低減が可能となった。コストでは従来よりも20%程度低減できる。この新素材は来年投入する『アテンザ』のフロント部やドアのモジュール用キャリアに採用、順次適用車種、適用範囲を拡大していく。

《レスポンス編集部》

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