空いていると思って飛び込んだら遮断機が…。ETCレーンの誤進入止まらず

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空いていると思って飛び込んだら遮断機が…。ETCレーンの誤進入止まらず
空いていると思って飛び込んだら遮断機が…。ETCレーンの誤進入止まらず 全 1 枚 拡大写真

日本道路公団(JH)は11月30日、ETC(自動料金収受システム)を全国538の料金所に拡大したが、新規に導入した場所、特に地方でETCレーンへの誤進入が相次いでいるという実態を明らかにするとともに、ETCレーンを使う際には専用の車載機が必要との注意を呼びかけている。

ETCはこれまで首都圏などでテスト運用を繰り返してきたが、11月30日からは主要な高速道路の427料金所に追加導入し、合わせて538の料金所で本格的な運用を開始した。ところが、導入直後から新規導入の料金所で誤進入するクルマが後を絶たず、重大な事故は発生していないものの、かなりの混乱が生じているという。

誤進入するクルマの大半は、ETCレーンを「空いている」と勘違いして進入してくるもので、寸前で他のレーンへ移動しようとして追突事故を引き起こしたケースや、レーンからバックしてくるクルマが渋滞を引き起こすなどの問題も生じている。仮に誤進入してしまった場合でも、備え付けのインターホンで係員に連絡して料金を払えば通過はできるのだが、誤進入=戻るしかないと思い込んでいるユーザーが大半で、これが混乱に拍車を掛けている。

ETCについては『イーテック』という愛称を決定したり、割引制度を導入するなど普及に勤しんでいるが、一般の知名度はまだまだ低い。JHでは「車載機が普及し、ドライバーが慣れてくればトラブルは消える」としているが、価格の高い車載機の売れ行きは芳しくない。

ユーザーとしても「料金所手前でウロウロしているクルマには要注意」と心がけて、追突事故を防ぐことだ。

《石田真一》

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