三菱自動車/ラリーアートは2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)への参戦体制を、14日に発表した。2001年第11戦サンレモラリーから投入した三菱『ランサーエボリューションWRC』を玉成、チームのバックアップ体制を更に強化・充実して参戦する構え。
チーム名は「マールボロ三菱ラリーアート」。ドライバーにはフランソワ・デルクール、アリスター・マクレーを起用して、ドライバーおよびマニュファクチャラーの両チャンピオンの獲得をめざすという。
■フランソワ・デルクール(Francois Delecour。フランス)---1962年8月30日フランス生まれ、81年ラリーデビュー。WRC初出場は84年のモンテカルロ。フォード、プジョーなどで活躍。ターマックスペシャリストとして注目され、2001年シーズンはフォードと契約、グラベルでも安定した実力を発揮した。02年のコ・ドライバーはダニエル・グラタルー(フランス)。
■アリスター・マクレー(Alister McRae。イギリス)---1970年12月20日イギリス生まれ。91年RACラリー(現在のグレートブリテンラリー)でWRCデビュー、翌92年英国ラリー選手権を獲得。2001年は実力でヒュンダイのエースドライバーの地位を得た若手有力ドライバー。コリン・マクレーは兄。コ・ドライバーはデビッド・セニアー(イギリス)。