【上海ショー2001舞台裏】これはF1上海GPへのステップ!?

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【上海ショー2001舞台裏】これはF1上海GPへのステップ!?
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中国でのモーターショーといえば、北京、長春、上海の3か所で交互に開催される自動車工業展覧のことを指すが、上海ショーは民間主催のショーであり、上海市民は中央政府主催の色気のない(女性コンパニオンがいないという意味ではなく)ショーとは違った魅力を、そこに感じていた。報道関係者も、初めて行われる公平な、『人民日報』などのメディアに独占されないメディア・プレビューに期待していたのだった。

ところが、予定していた上海新国際博覧中心の4棟すべてが展示で埋まるには、出品会社が少なすぎた。上海GMは出展しないことになり、東風グループの江准瑞安(韓国・起亜自動車の小型車『プライド』)も危うくなり、予定を変更して2棟だけの展示に規模は縮小された。展示面積は2万2500平方メートル、幕張メッセ本館の約半分である。

それでも103社が出品し、国別では中国77社(他との共同出展7社を含む)、ドイツ12社、日本6社、アメリカ3社、フランス2社、イタリア2社、韓国1社となり、国際ショーとしての面目は何とか立った。

しかし、上海市としては、中国沿岸部都市のなかでも自動車産業でトップに立つという目標があり、上海万博、さらにはF1上海GP開催(VWが画策しているとか)へと構想を広げているだけに、ぜひとも成功させなければならないショーだった。関係者からは「上海GMやアメリカのフォードが出展してくれたら」という声が出ているものの、初の民間ショーとしては大成功と言っていいだろう。

《レスポンス編集部》

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