日産自動車とルノーは20日、ブラジルに建設していた商用車工場が竣工したと発表した。今月末からルノー車の生産を開始し、来年5月末から日産車の生産を開始する。
この商用車工場は、ルノーの乗用車工場であるアイルトン・セナ工場の同じ敷地内に建設していたもので、ルノーはここで小型商用車『マスター』バンの生産を今月末から開始する。日産は来年5月から『フロンティア』ピックアップトラックを生産する。
新工場での初年度の生産計画は両モデル合わせて8200台で日産はこのうち4500台を生産する。将来的には日産・ルノー合わせ年間4万台を生産する。
日産とルノーの共同生産プロジェクトでは、すでに昨年末から日産メキシコ工場でルノー『セニック』の生産を開始している。ただし、共同生産を目的に新工場を建設し、生産を開始したのは同工場が初めてとなる。