日本自動車工業会は2001年度上期のアメリカ製およびEU製自動車部品の購入実績を発表した。それによると、会員の四輪車メーカーとそのアメリカ法人のアメリカ製自動車部品の購入実績は167億9000万ドルで、前年同期比3%減となった。購入額がマイナスとなったのは初めて。
内訳では、現地調達分は同2%減の151億ドル、輸入が同12%減の16億9000万ドルとなり、両方ともマイナスだった。国内、海外の生産工場の稼働率が低下していることが主因。
EU製部品の自動車部品購入実績合計は、同22%増の38億9000万ユーロ、輸入が同32%増の6億8000万ユーロと好調。
アメリカ製部品の購入額が初めてマイナスとなり、今後日米自動車摩擦が再燃する恐れも。